| 11月2、3日に阿南高専で開催された「デザコン2024 in 阿南」の構造デザイン部門において、土木建築工学科の学生で構成された2チームの作品「魁兜(かいと)」が優秀賞(第3位)、「翠月(すいげつ)」が審査員特別賞(第4位)を受賞しました。30高専52作品の中で、ダブル受賞の快挙です。 今回の競技は、スパン900mmの橋梁模型を、ケント紙と木工用ボンドのみを使用し、2~4つに分割した状態で製作し、それをステージ上にて90秒以内に1つの橋に組み立て、40kgの静的荷重を載荷した状態で衝撃荷重に耐えるものです。過去最大級に難しい課題で、仕様確認を通過し衝撃荷重まで耐え切った作品は本校の2作品を含むわずか8作品のみでした。 「魁兜」は、I形断面と箱形断面を組み合わせた主構に膜材を張り、引張材をピン接合したシンプルなトラス構造ながら、わずか171gの軽さと1分5秒という驚異の早さの組み立てを実現し、衝撃荷重まで耐え切りました。一方、「翠月(すいげつ)」は、屈強な箱形断面の主構を立体的に造形されたクロスケーブルで繋いだハイブリッド構造であり、わずか208gで衝撃荷重までクリアしました。 また競技終了後、谷口功高専機構理事長より急きょ面談の依頼があり、両チームのリーダー(廣中さん、福島さん)に激励のお言葉を頂きました。 2025年の福井大会に向けて、さらに「おもしろい」作品を追求すべく、徳山高専デザコンチームは今後も楽しみながら活動を続けていきます。 令和6年11月12日 |