2022年3月13日(日)に「第39回 多様性と共生を考えるセミナー 迷っている貴方に届ける言葉と音楽」を徳山高専クリエイションセンターで開催し、10歳未満から60歳代までの幅広い年齢層の方々がご参加くださいました。(参加者18人)
講師としてお招きしたのは、プロジャズミュージシャンのAYACO先生、なかにし隆先生、樋口広大先生、権上康志先生です。
講演では、音楽を目指すことになった経緯、ジャズ演奏へのモチベーションや探求心、やりたいことや夢を職業とすることができた背景などを、各先生ならではの視点や経験に基づき語ってくださり、学生や保護者を含む参加者が今後の人生における選択や目標設定をする上で励みや後押しとなる内容でした。
またジャズの名曲の数々を、ボーカル、ピアノ、ベース、ドラムからなるセッションで生演奏してくださり、クリエイションセンターで響く迫力があふれると同時に繊細で心地よい調べに身をゆだね、酔いしれるひと時となりました。その気迫のこもった歌唱と演奏を通じて、講演で語られた内容が体現されているのを目の当たりにすることもできました。
更にクリエイションセンターの設備や工作機械の紹介コーナーも設けられ、接する機会のなかった参加者や講師の皆さんは、工作機械の機能や操作方法、またそれを通して作られる物の精密さに感銘を受け、驚きと喜びの声が上がっていました。
高専の工場でジャズミュージシャンによる講演と演奏を聴き、学生や保護者などの参加者が今後の決定のための力や示唆を得ることができたユニークなセミナーは、まさに多様性と共生を考えることにつながるものとなりました。
ご協力,ご参加くださった皆様に御礼申し上げます。