徳山高専は、地域連携協定を結んでいる徳山動物園から夜間のエサやりの相談を受け、2021年4月にこの装置の開発をスタートしました。
ATチームのメンバーである機械電気工学科の藤本浩先生が山崎祥矢くん(今春卒業)と共に開発し、1年がかりで完成させました。
支援技術は人間だけのものではありません。ゾウの困り感も低減します!
同園のゾウは夕方のエサを食べると朝まで食べるものがなく、時間を持て余すことが課題となっていました。
この装置は、あらかじめ設定した時間になるとかごの中にエサが落ちる仕組みです。これにより、ゾウは飼育員がいない時間でもエサが食べられるようになりました。
装置の開発にあたり、干し草を入れても故障しないか、メンテナンスはしやすいか、水洗いできるか、ゾウの鼻が当たらないかなどの工夫が施されました。
完成披露式には藤井律子周南市長も出席し、装置の完成を祝いました。