地域連携

高齢者の転倒を防止する研究のための測定実験を実施し、協力者に簡易ロコモ度テスト結果を差し上げました(2023年6月~7月)

機械電気工学科の橋爪善光准教授は、2023年6月~7月に周南公立大学と協力して、高齢者の歩行時の身体の動かし方を測定する実験を行い、簡易ロコモ度テストを実施しました。

橋爪准教授はモーションキャプチャーシステムや筋電位センサーを活用し、高齢者の転倒予防のための研究を行っています。

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今回の実験では、協力してくださった70代~80代の高齢者5名の全身の関節に反射マーカーおよび筋電位センサーを貼付し歩行時の関節軌道および筋活動のデータを収集しました。また、同時に立ち上がりテスト、2ステップ(2歩分の歩幅)テストなどの簡易ロコモ度テストや、身体の各部位ごとの筋肉量および脂肪率、推定骨量、体水分率、BMIの測定を行いました。

これらのテストにおいては実験協力者へ簡易ロコモ度テストや身体パラメータのフィードバックを行い、その結果を持ち帰っていただきました。

今後はより多くの協力者を募り、取得した実験データを解析することで、加齢によるつまずき増加の要因が単に筋骨格系の衰えによるものなのかそれとも神経系による身体制御の変化によるものなのかを明らかにしていきます。

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