本校では、ディプロマポリシーにて掲げた能力を育成するために、以下に示す科目群を用意しています。
各学科・専攻科における具体的な科目群をまとめると次のようになります。
<全学科・専攻共通>
1. 基本的能力
豊かな教養を身につけることを目的として人文・社会科学、芸術などに関する科目を本科・専攻科を通して
用意しています。また、工学の専門知識や技術の修得に必要な学問的基礎を学ぶことを目的として、数学、
自然科学、基礎工学などに関する基礎・応用科目群を本科・専攻科を通して教育課程に用意しています。
2. 専門的能力
各学科・専攻科において専門工学、工学実験・実習、応用・学際的科目群を用意しています。
3. 汎用的技能
各学科・専攻科において創造演習・創造製作、卒業研究(および専攻科における総合演習、応用研究、特別
研究)、学科学年縦横断型の活動など、汎用的技能を身につけるための実技科目群や活動を用意していま
す。
4. 態度・志向性(人間力)
各学科・専攻科において創造演習・創造製作、卒業研究(および専攻科における総合演習、応用研究、特別
研究)、体育などとともに、学科学年縦横断型の活動、キャリア教育支援プログラム、課外活動など、態
度・志向性(人間力)を育成するための科目群や学生の自発的参加型の活動を用意しています。
5. 創造的思考力
各学科・専攻科において創造演習・創造製作、卒業研究(および専攻科における総合演習、応用研究、特別
研究)、学科学年縦横断型の活動など、創造的思考力を育成するための課題解決能力・開発力の育成に関
する科目群や活動を用意しています。
6. 異文化対応力
技術者としての異文化対応能力を身につけることを目的として、英語、中国語、ドイツ語などの外国語科目
や国内研修・海外研修・語学研修プログラムを本科・専攻科を通して用意しています。
7. 倫理的判断力
技術者としてグローバルな視点で自らの技術を公衆の安全、健康、福利を優先して活用するための倫理観を
身につけることを目的として倫理、哲学、技術者倫理、安全工学概論などの科目を本科・専攻科を通して用
意しています。
<機械電気工学科・機械制御工学専攻>
1) 機械工学・電気工学の基礎・応用科目群:いわゆる機械工学(材料力学、水力学、熱力学、機械力学など)
および電気工学(電気回路、電子回路、電磁気学など)を基盤とした基礎専門科目群および専攻科における
それらの応用・学際的科目群(ロボット制御工学、応用計測工学など)を用意しています。
2) 実践的技術力の修得に関する科目群:実践的な工学実験、工作実習、設計製図(および専攻科における総合
実験)などの実技科目を用意しています。
3) 課題解決能力・開発力の育成に関する科目群:創造演習・創造製作、知的財産権、卒業研究(および専攻科
における総合演習、応用研究、特別研究)など、課題解決能力、応用力、創造力、プロジェクトマネージ
メント力、チームワーク力、表現力などの総合的能力を身につけるための科目を用意しています。
<情報電子工学科・情報電子工学専攻>
1) 電子・情報・通信工学の基礎・応用科目群:いわゆる情報工学(情報理論、コンピュータアーキテクチャ、
プログラミングなど)および電気・電子工学(電磁気学、アナログ回路、ディジタル回路など)を基盤とし
た基礎専門科目群および専攻科におけるそれらの応用・学際的科目群(メディア信号処理、半導体電子工学
など)を用意しています。
2) 実践的技術力の修得に関する科目群:実践的なプログラミング関連科目、電子工学実験、情報システム実
験、電子通信システム実験(および専攻科における総合実験)などの実技科目を用意しています。
3) 課題解決能力・開発力の育成に関する科目群:知的財産論、創造演習・創造製作、卒業研究(および専攻科
における総合演習、応用研究、特別研究)など、課題解決能力、応用力、創造力、プロジェクトマネージ
メント力、チームワーク力、表現力などの総合的能力を身につけるための科目を用意しています。
<土木建築工学科・環境建設工学専攻>
1) 土木工学・建築学の基礎・応用科目群:いわゆる土木工学(土木構造・材料学、水工学、地盤工学、測量学
など)および建築学(建築構造・材料学、建築計画学、建築環境・設備学、都市計画学など)を基盤とした
基礎専門科目群および専攻科におけるそれらの応用・学際的科目群(建設プログラミング、都市環境計画学
など)を用意しています。
2) 実践的技術力の修得に関する科目群:実践的な工学デザイン、工学実験、測量実習、情報処理、CAD(およ
び専攻科における総合実験)などの実技科目を用意しています。
3) 課題解決能力・開発力の育成に関する科目群:集中測量実習、創造演習、卒業研究(および専攻科における
総合演習、応用研究、特別研究)など、課題解決能力、応用力、創造力、プロジェクトマネージメント
力、チームワーク力、表現力などの総合的能力を身につけるための科目を用意しています。
<成績評価及び単位認定基準>
これらの科目に対する単位取得の認定は、各科目のシラバスに基づき、以下の方法で行います。
(1) 成績評価は、定期試験の成績、レポート等の課題、履修状況等を総合して実施します。
(2) 成績は履修と認められた科目で100点法により採点し、60点以上の成績をもって所定の単位を認定します。
(3) 単位認定のための成績評価の評点区分(評語)は4段階です。
※GPA算出のためのGrade Point(GP)は5段階です。
GPAによる区分
評語 最終成績(点) GP (Grade Point)
A 90~100 4
B 80~89 3
C 70~79 2
D 60~69 1
F 0~59 0
単位認定のための成績評価
最終成績(点) 評点区分(評語)
80~100 優
70~79 良
60~69 可
0~59 不可